2025年5月10日~11日に東京・代々木公園にて、「第25回タイフェスティバル東京」が開催された。2000年に「タイフードフェスティバル」として始まった本イベントは、いまや料理だけでなく音楽、舞踊、映画、ドラマ、ファッションを通してタイ文化を発信する大規模な祭典へと成長。今年のテーマは、「Creative Thailand(創造的タイ)」。タイの「モダンでダイナミックなイメージ」を鮮明に発信し、近年は俳優やアーティストがステージに立つことも増え、タイエンタメブームの後押しを受けて来場者数は年々増加。今では東京を代表する国際交流イベントの一つとして、多くのファンや家族連れでにぎわっている。

司会は3年連続でMCを務め、ミュージカルやドラマで活躍しているパース・ナクンと日本とタイのハーフで通訳や司会などを務めているChisa。2人の親しみやすい人柄とテンポの良い進行でタイフェスの盛り上がりも増し増し。特にパースはファンが持っている俳優のキャラクタードールの名前を教えてもらいながら、観客に見せて一緒に覚えようとしたり、ファンの問いかけに気軽に問いかけ、長時間のイベントを盛り上げていた。
NamtanFilm(ナムタン フィルム)
数々のドラマで主演を務めてきた2人が、GLドラマ「Pluto」で初めてカップルとして共演したことで注目を集め、タイフェスティバル東京にも多くのファンが駆けつけていた。
真っ白な衣装に身を包み、「Your Story」を歌いながらステージに登場すると、大きな歓声と「かわいい!」という声が飛び交った。初めてタイフェスティバル東京に参加することに緊張しているという2人は、ファンに向かって「ナーラク(かわいい)」と伝えると、観客からも「かわいい」の声が返ってきて和やかな雰囲気に。
Namtanのソロステージでは「Somewhere Only We Know」を、Filmは「Linger」を披露。NanonとFilm主演ドラマ「My Precious the Series」のサウンドトラック「First Love」では、手を取り合って見つめ合いながら歌い、ファンも自然と笑顔に。2人の柔らかな歌声とほんわかとした空気、ハートやウィンクでファンに送る愛情あふれるパフォーマンスは、会場に温かいひとときを生み出した。

LYKN(ライキャン)
2023年5月5日にタイのリアリティ番組「Project Alpha」から生まれた5人組ボーイズグループ、LYKN。エネルギッシュなダンスとエモーショナルな歌声で世界中のファンを魅了する彼らは、歌手活動だけでなくドラマで俳優としても活躍する。特にドラマ「ThamePo:Heart That Skips a Beat(以下:ThamePo)」は熱狂的な人気を誇り、関連イベントも国内外で開催されるほど。代々木公園のタイフェスティバル東京でのステージ以外に行われた単独公演もチケットは即完売となる人気ぶりだ。
LYKNが余裕たっぷりにステージに立つと、会場は黄色い歓声に包まれた。そして、5人がスタンバイすると、日本語の歌詞も入っている「SUGOI」を1曲目に披露し、「スゴイ、スゴイ!」とファンも大きな声で叫び、ボルテージは一気に最高潮に。続く、「MAY I?」では、軽快な口笛とともにエネルギッシュなパフォーマンスでさらに観客を盛り上げた。
Nutが「LYKNのこと待っていた人?」と問いかけると、大きな歓声が再び沸き上がる。彼らはこの日のために多彩な楽曲を準備しており、「一緒に歌ってください!」と呼びかけ、日本語でのあいさつを終えるとステージは本格化。「TRICK OR TREAT」、ドラマ「ThamePo」のサウンドトラック「Would You Mind?」といったキュートな楽曲でLYKNの愛嬌を見せつけ、バラード「NO WORRIES」では片思いの切なさを情感たっぷりに歌い上げ、歌唱力の実力も存分に示した。後半になると、軽快な「UMM UMM」や「ThamePo」オープニング曲の「Who Says」でテンポアップし、荒々しいパワーと力強さで観客を圧巻。ラストは「CHARM」を情熱的にパフォーマンスし、代々木公園全体を熱狂の渦に巻き込んだ。Legoのキレとしなやかさが光るダンス、Williamの力強くエモーショナルな歌声、Nutのグルーヴ感のある色気、Hongの滑らかなフロウ、Tuiのボーカルとラップを兼ね備えた表現力が融合し、5人が織りなすステージは、観客を最後まで夢中にさせた。

KristSingto
2016年のドラマ「SOTUS」で大ブレイクしたKristとSingtoは、日本でも熱狂的なファンが多い。Singtoがフリーランスになったことで、しばらく2人の活動はなかったが、2024年にGMMTVと再契約したことで、KristSingtoが復活。最新ドラマ「The Ex-Morning」で再び共演したこともあり、2人が揃っている姿に喜ぶファンも多かっただろう。
オープニング曲は「EYE CONTACT」で幕を開け、タイトル通り見つめ合い、目を合わせるだけで全て通じ合う2人の世界にファンは手拍子をしながら大興奮。Kristが「僕たちに会いたかった?」と日本語で問いかけると、「会いたかったー!」と応えるファンたち。日本の拍手文化(「笑っていいとも!」)を知った2人は、Kristが「拍手~、せーの!」と日本語で声をかけ、大勢にも関わらず見事に拍手が止まり、驚きの表情を見せる。
好きなタイ料理をファンに聞くと、トムヤムクンやカオマンガイなどが挙がる中、Singtoが「僕たちはタイ料理に入るかな?」とボケると、Kristが「僕たちのこと味見したい人?」とファンに問いかけ、ファンが「はーい!」と手を挙げると、Kristが「Singtoさんは間違いなく美味しいです。味見済みですから」と答えてファンを沸かす一幕もあった。
トークでファンの心をガッチリ掴むと、ソロステージへ。SingtoはLYKNのバラード曲「TRUST ME」、Kristは自身の楽曲「SLEEPLESS」を披露。甘い歌声にファンはうっとり聞き入り、最後は2人の代表作「SOTUS」のエンディング曲を、エモーショナルに歌い上げ、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。ステージの締めは、「拍手~!」、チャンチャチャチャンで笑顔の絶えないまま終了した。

【オリジナル取材】歌って笑って食べて楽しむ! タイフェスの熱気を体感!②へ続く


