【オリジナル取材】塚地武雅が結婚願望を告白?古家正亨と韓国映画「人生は、美しい」のトークイベントに登場

11月3日から全国ロードショー公開される韓国映画「人生は、美しい」(監督 チェ・グッキ)のプレミア先行上映会が、10月19日シネマート新宿で行われ、K-POP好きを公言する芸人で俳優の塚地武雅(ドランクドラゴン)と、韓国大衆ジャーナリスト古家正亨によるトークイベントが上映前に行われた。

日本でも大ヒットした映画「エクストリーム・ジョブ(2019)や「7番房の奇跡」(2013)などに出演してきた実力派俳優のリュ・スンリョンが、不器用な夫ジンボン役を。ドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」(2018)で日本での知名度をさらに上げたヨム・ジョンアがジンボンの妻セヨンを演じ、夫婦役で初共演。

また、惜しまれながら活動を終えた人気ボーイズグループWanna Oneのメンバーとしてデビュー。その後ドラマなどで活躍してきたオン・ソンウが、セヨンの高校時代の初恋の相手ジョンウ役でスクリーンデビューしたことでも注目されている。

どこにでもいるような中年夫婦の2人。ところが突然妻が余命宣告を受けてしまう。妻の最後の願いは「初恋の人に会うこと」。あろうことか夫が一緒に探すことを頼まれ、夫婦の旅が始まる。初恋の人を追いながら人生を振り返っていく、ミュージカルの要素もあるロードムービーだ。

韓流ファンの歓声を受けてステージに登壇した塚地武雅と古家正亨は「2人でイベントに出演するのは初めてですね」と、始めは気恥ずかしい様子であったが、BSフジの韓国ドラマOSTを紹介する番組「MUSIC LIST-OSTって何?」で共演している周知の間柄であることから、すぐに息の合った軽快なトークで、観客を盛り上げ引き込んでいった。

塚地武雅は「泣ける。でも笑わせる映画なんですよ。主演の2人がくせ者で、本当に素晴らしいお芝居をするんです。自身の若い時代も、中年であるこの2人がそのまま演じるのですが、そのチープな雰囲気さえ逆手にとってコメディにしてしまう。ミュージカルブロックも笑えますよ」とかなり気に入った様子。

一見すると切ない物語のように思いがちだが、ミュージカル映画の側面があるという。作品の中で使われているのは、1970~2000年代の韓国の音楽シーンを彩ってきた韓国人ならだれでも知っている大ヒット曲の数々。この「人生は、美しい」のパンフレットで音楽解説を担当した古家正亨によると「韓国映画でミュージカル映画というのは、すごく貴重です。まさに名曲のオンパレードで、映画のシーンの瞬間に歌詞がリンクするように使われています。監督の曲に対する愛情を感じます」と話し、最近でもK-POPアイドルが日本でファンミーティングをすると、こうした歌を歌うことが多いそうで、若い人でも耳にしたことがある曲がたくさん使われているというのも特長だ。

また、映画を見て得た教訓を問われた塚地武雅は「死が若いころよりは近くに感じますが、後悔なく楽しく生きようと思いました。何より、結婚したいなと思いました!」と強い(?)結婚願望を告白。さらに「絶対見てよかったと思える作品です。いつか僕も、こんな映画に呼ばれるような、そして韓国ドラマや映画に出られる男になれるよう精進します」と語ると、会場からは大きな拍手がおこった。

最後に古家正亨が「自分がもしこうなった時にどうなるだろうと考えさせられ、ほろっとした瞬間が何度もありました。これから見るみなさんもそう思ったら、少しでも多くの方々にすすめてくださいね」としっかりPRも忘れなかった。

写真撮影の際には、観客からのリクエストに応えて2人でポーズをとると「かわいい~」の歓声が上がり、会場が一体となって映画の公開を盛り上げた。

 

取材・テキスト:宮嶋千佳子

photo:AaruTakahashi( https://www.instagram.com/aarutakahashi/ )

 

■作品情報

『人生は、美しい』(2022/韓国)

監督: チェ・グッキ

出演: リュ・スンリョン

         ヨム・ジョンア

         オン・ソンウ

         パク・セワン

11月3日(金・祝)シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー

配給: ツイン

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