【オリジナルレポ】AB6IX 愛であふれた「2024 AB6IX FANCONCERT “My Dear ABNEW”」が盛況裏に終了 

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223Zepp Haneda(TOKYO)にて、韓国4人組ボーイズグループAB6IXのファンコンサート「2024 AB6IX FANCONCERT “My Dear ABNEW”」が開催され、ABNEW(ファン)と特別な時間を過ごした。本記事では昼公演をレポートする。

朝から冷たい雨が降る日だったが、場内のステージにあるビジョンにはファンコンサートのタイトルが刻まれた封筒やさまざまなハートが映し出され、会場はAB6IXABNEWに対する愛と幸せを表現しているような温かい雰囲気となっていた。

場内にオープニング映像が流れ、薄暗いステージでスタンバイするメンバーの姿が見えると、客席からはメンバーの名前を叫ぶ声が上がる。そして、清涼感のあるシンセサウンドが会場に響くとステージが明るくなり場内は歓声に包み込まれた。1曲目はABNEWと共にどんな困難でも愛と信頼で乗り越えていきたいというメッセージが込められた「GRAB ME」を披露。エネルギッシュなギターサウンドにのせて、伸びやかな歌声を会場に響かせた。

歌い終えると、大きな歓声のなか「久しぶりー!」と日本語であいさつし、一人一人の紹介へ。

ドンヒョンは「みなさん、こんにちはAB6IXのドンヒョンです」と元気よく手を挙げ、ウンは「こんにちは、みなさんのウンでーす!」とピースしてキュートに。デフィは「こんにちは、みなさん。カワウソ、デフィでーす」と愛称入りであいさつし、ウジンは「こんにちは、久しぶり。ウジンです。お会いできてうれしいです」と日本語と韓国を交ぜてあいさつした。

ウンが「AB6IXが東京に戻ってきましたー!(日本語)」と再会を喜ぶと、日本のファンに会えなかった日々について、ドンヒョンは「韓国でもファンの皆さんのことを考えながら活動していました」と話し、ウンは「もっともっと日本に来たいんですが、来られなくてごめんなさい。でも心では一緒に活動をしていました」と伝え、その想いにファンも大きな歓声で応えた。

ウジンが「日本のファンの皆さんと楽しめるステージを準備しているので、最後まで楽しめる準備はできていますよね。次の曲も力強くお届けしたいと思います」と伝えると、セクシーなムード漂う「Crow」を披露しファンを惹きつける。疾走感のあるエネルギッシュなギターサウンドが魅力の日本オリジナル曲「Rose」では、ウンが「この曲は一緒に歌ってください!」と伝えファンも手を上げながら口ずさむ。低めのセクシーな声で「♪Rose」と囁くパートでは、会場に悲鳴のような歓声が上がった。

歌い終えると、ファンの熱い声援に、ウンは「めちゃくちゃ楽しかったです。歓声がいっぱいで、めっちゃ来てくれて、ありがとうって思いました」と両手を握りしめて感謝の気持ちを伝えた。

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今回はファンコンサートということで、歌以外にもトークやゲームなどのコーナーも準備され、司会者の藤原倫己の進行で始まった。

まずは、大阪でも行われたという無茶振りから。体と心でABNEWへの愛を表現することになると、ドンヒョンは「サランへ(愛してる)」と言ってジャンプで表現。デフィは「ホテルにいたとき何にしようと悩んだのですが、僕は歌手なので」と言って、TikTokで流行っているキム·ジョングクの「愛らしい」を歌いファンをメロメロに。ウンは「みなさん、愛しています。翼ハート」と愛嬌たっぷりに披露しファンをとろけさせた。最後に披露することになってしまったウジンはプレッシャーで暗い表情に。そんな中、ウンが「めっちゃ期待するわ(日本語)」とさらにプレッシャーを与えると、「みなさんが見たいものをやります」と言ってファンの要望を聞き、可愛い姿を披露することに。ファンから「ハナ、トゥル、セッ(いち、にー、さん)」とカウントをしてもらうが、「ちょっと待って、(恥ずかしさに)勝たないと」と心の準備がまだできていない様子。そして、「やります」と心を決めると、日本語で「あ~いしてるぅ」とラブリーな姿を披露し、ファンを興奮させていた。

メンバーのさまざまな愛情表現を満喫してからは、日本を抜かした海外での思い出に残る場所についてのトークへ。ドンヒョンは「たくさんの海外を回りながらアルバムの準備をしたことが記憶に残っています。海外でたくさんのファンに会って、感謝の気持ちを表現したくて曲を作りました」と、「ILY(I LOVE YOU)」を完成させたことを話した。

デフィは「僕はドンヒョンさんと一緒に、カリフォルニアにあるナッツベリーファームというスヌーピーコンセプトの遊園地に行きました。僕が小学生のころに行った遊園地にまた行けたので、新鮮な気持ちになりました」と振り返った。

また、今後行ってみたい国ややってみたいことを聞かれると、ウジンは「ロンドンなどヨーロッパのほうに行きたいです。元々行きたいところでした」と話し、ドンヒョンは「日本でドーム公演をしたい」と意気込む。ウンも「僕の夢だよ(日本語)」と言い、ドンヒョンが「ドームに行こう!」とファンに投げかけると、「イエーイ!」と大きな声が会場に響いた。

ここからは「AB6IXのなんでもランキング」というコーナーがスタート。これは、とあるランキングの中で自分を何位にランクインさせ、その順位が何位なのかをほかのメンバーが当てるもの。まずはウンからスタート。「あなたはAB6IX」の中でのおもしろランキングは何位?」というランキングでウンは「これ、難しいわ。ドンちゃんはおもしろくないんですけど、他の人はお笑いみたいに面白いから(日本語)」と嘆く。この言葉にドンヒョンが若干不満を抱くが、ウンは「でも顔がめっちゃ面白いから大丈夫。国民的な顔だよ」とフォローしているのか、していないのかわからないコメントでドンヒョンをなだめる。回答を見てみると、ウジンは4位、デフィは1位、ドンヒョンは2位と答え、ウンは自分を1位にしてデフィが見事に正解。ウンは「1位をキープしたいです。ほかのメンバーはドラマとか演技をしていきたいから、僕はバラエティがしたいんです」と野望を明かした。

続いて、ウジンは「AB6IXの中でのモテモテランキングで何位?」というランキング。ドンヒョンとウンは2位と予想し、ドンヒョンは「(ウジンは)1位と書くのは恥ずかしくて書けないと思って2位にしました」と理由を答え、ウンは「僕が1番になりたいから、僕の次かなって思って(笑)」と自信満々に答えた。デフィは1位と予想し、理由に「人気ランキングで自分が何位かってなったら、2位とか3位とは書かないと思うんです。証明できるものでもないので、きっと1位と書くと思います。僕は心理戦でいっています」と答え、彼のスマートな回答に会場もうなずく。

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そして回答時間へ。ウジンは「自分はすべての分野で1位だと思っています」と話し、自分を1位にランクインさせていたことで、デフィが正解となった。

続いて、「この分野に関して1位だと思うものは?」というランキングでは、ドンヒョンは「身長」と書いてほかのメンバーから反感を食らうことも。ウンは「日本語」と漢字で書くが、の線が一本足りなくてファンに教わって書き足して完成させる。漢字は少し間違ってしまったものの、イベント中、ほぼ日本語で流暢に話せることから、ファンもメンバーも納得。最近覚えた日本語について聞かれると、彼は「アサリの酒蒸し」と話し、笑いもしっかり掴んでいた。

デフィは「English」と書き、好きな言葉に「APRICITY」を挙げ、「AB6IXの歌にもあります。真冬に浮かぶ太陽という意味だったと思うのですが、単語も意味もとても良いので、『SALUTEA NEW HOPE』のアルバムをチェックしてください」と曲をアピール。最後にウジンは「足のサイズ」が1番と書き、28㎝あることも明かした。

「お歌で伝言ゲーム」では、抽選で当たったファン2名がステージに上がり、AB6IXと一緒に伝言ゲームに挑戦。1問目は、ファンが1番目に曲を聴いてその歌をメンバーに歌って伝えていく。ファンがドンヒョンに歌って伝えるが、歌のポイントとなる「私は最強です」を強調して伝えることに成功。ドンヒョンも、メロディは「タ~ラッタラッタ~」と曖昧だったが「私は最強です」をデフィに伝えることができた。デフィも「OK」と自信があったが、「スタ~ラッタッタタ~」とメロディが完全に「ジングルベル」になり、重要なポイントも「僕は最高」と変わってしまう。ウジンもデフィから聞いた通りにウンに伝え、ウンが最後に回答するファンにも同じように歌って伝えてしまう。

この状況にドンヒョンは、「ここ(デフィ)から間違って、クリスマスになっちゃった」と指摘し、一番最初に歌を伝えたファンに、ポイントになる部分を聞き返す。すると、ファンが「私は最強」という歌のタイトルそのままをマイクを通して言ってしまい、最後に回答するファンもそのまま回答し、1問目はなんとかクリアとなった。

2曲目の伝言ゲームでは、ダンスも伝えなければならないものだったが、日本語の歌詞で苦戦するメンバーたち。ファンからウジンに伝える段階で、「とりあえず」を「オディヤ(どこだ)」と聞き取ってしまい、「ビートDEトーヒ」の歌詞にある「とりあえずポップなビートで逃げ出したい」の部分を、「オディヤ(どこだ) ポップで 名古屋でピッポで」と韓国語も混ざった歌詞で最後まで伝達。結局、正解を絞り出すことできなかった。悔しがるドンヒョンが「どこから間違ったの?」とウジンを見るが、ウジンはすました顔でファンを指して責任逃れ。その姿に会場からは笑いが起きた。

伝言はできなかったが、頑張って伝えようとしていたことから、司会者もクリアと判断し、2問正解で特別にフォトタイムの時間が設けられた。

イベントの後半を迎え、再度ライブステージへ。ウジンの荒々しくパワフルなラップが光る「SAVIOR」、光を追って果てしなく進んで行くというメッセージが込められた「LOSER」、メロウなギターと甘くささやくように歌う「SUCKER」を披露した。

ミディアムテンポの「DANDELION」では、ファンがタイトルのたんぽぽの花をイメージして黄色いアイテムを掲げるサプライズ企画が行われ、メンバーも満面の笑みを浮かべて気持ちよく歌う。ウンは「めっちゃ綺麗、たんぽぽ(日本語)」と目を輝かせていた。

心温まる曲で会場の雰囲気がほんわかする中、2つ目のゲーム発表によって空気が一変。「風船大爆発ゲーム(古今東西ゲーム)」でステージに風船が準備されると、すでにオドオドしているメンバーたち。緊張感が走るなか、「日本のコンビニで買えるもの」とお題が発表されると、ウジンは「コンビニに行くけど、日本語で言うとなると難しい。おにぎりしか出てこない」と言ってしまう。すると、1番目のデフィは「おにぎり」から始めて、ウジンを陥れる作戦に。その後、ドンヒョン、ウジン、ウンと続き、ウジンもウンから日本語を教わりながらクリアしていくが、なかなか言葉が出ずに風船はウジンの番で爆発してしまう。2つ目のお題は、「最高にセクシーなポーズ」。風船にチューをしたり、鎖骨を見せたりとさまざまなセクシーポーズをして、スタッフの判断でクリアしていくが、ウジンの番でなかなかOKが出ずにまたもや風船が爆発。すると不満そうなウジンが「公演が終わってからピンポン(OK)を押した人を探しに行くから」と冗談を言って笑わせる一幕もあった。

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ファンコンサートの終盤では、「CHERRY」を披露する際に、ファンが赤い風船を持って応援するメンバーを驚かせるサプライズ第2弾が行われた。「MERRY-GO-ROUND」では、メンバーが胸に目を当てながら歌いはじめ、「まわりまわっていつか運命のように出会うことになる」という希望に満ちたメッセージを込めて披露。軽快なリズムにのせて、曲の後半ではメンバーが白いスモークをキャノン砲で客席に向けて放ち、子供のように無邪気な姿にファンの頬も緩みっぱなし。

デフィが「みんな、盛り上がってる?」と投げかけると、ファンも「イェーイ!」と大きな声で応えるが、ウジンが「盛り上がっているところで残念なのですが、次の曲で最後になります」と残念がる。

最後にドンヒョンは「天気があまり良くないですね。でも会場をいっぱいにしてくださってありがとうございます。これからいろんなことをしていきますし、ステージもたくさんありますが、そのための力をいただきました。また戻ってきますので、その時まで僕たちのことをずっと愛してくれるとうれしいです」と話し、ウンは「僕たちのことを大きな声で愛してくれて、応援してくれてありがとうございます」と日本語で伝えた。デフィは「大阪に続き、東京まで熱い声援を送ってくださりありがとうございます。僕たちが日本にたくさん来てみなさんに会えるチャンスを作りますので少しだけ待っていてください。ありがとうございます」と再会の約束をし、最後にウジンは「早い時間から来てくれてありがとうございます。簡単なことではないのにお疲れ様です。楽しい時間になってくれたらうれしいです。みなさんに最後の曲をお聞かせしたいと思います」と話した。

ウンが「最後まで盛り上がって楽しんでください(日本語)」と伝えると、ファンソング「ILY(I LOVE YOU)」のステージへ。アコースティックベースの温かみのあるバンドサウンドとメンバーの優しい歌声にのせて、「もっと大きく叫ぶよ きょうも君を愛している」と届けた。

歌い終えると、ハートを作りながら「みなさん、ありがとうございました」、「めっちゃ感動しました」、「また会いましょうね」と言葉を残し、ABNEWとの別れを惜しみながらステージをあとにした。

AB6IX JAPAN OFFICIAL FANCLUB “ABNEW”: https://www.ab6ix.jp/

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取材・テキスト:Zackey

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