【オリジナル取材】羽村仁成・星乃あんな・前出燿志、次世代俳優3人が映画「ゴールド・ボーイ」の舞台挨拶でさわやかな笑顔

左から、前出燿志/星乃あんな/羽村仁成/金子監督/白金/許曄

日本最大級の映画祭である、第36回東京国際映画祭(TIFF2023)。その中で、世界の国際映画祭で注目された話題作や邦画大作の最新作を上映するガラ・セレクション部門で、ワールド・プレミアとして世界初上映されたのが、岡田将生主演の「ゴールド・ボーイ」だ。

1029日ヒューリックホール東京で行われた上映前の舞台挨拶に、映画に出演した羽村仁成・星乃あんな・前出燿志が、金子修介監督らとともにおそろいのTシャツで登場した。

映画は、岡田将生演じる殺人犯とそれを目撃した羽村・星乃・前出演じる3人の少年たちの心理戦で、息もつかせぬ展開のサスペンス。

中国の東野圭吾といわれる紫金陳(ズー・ジンチェン)の原作小説をもとにまずドラマ化され、動画プラットホームiQIYIで総再生回数20億回を記録する大ヒットとなり、中国では社会現象を起こすほどの作品だ。その待望の日本での映画化となっている。

「ゴールド・ボーイ」の公式サイトでは特報映像のみが公開中で、追加キャストも解禁されたばかりというまだまだ全容が見えない時点での初公開となったこの日、金子修介監督によると、監督になって40年、世の中も人もわかってきそうなものなのに、どんどんわからなくなる中、このビックリするような中国の原作小説を読んだのだそうだ。つづけて「6月に沖縄で一ヶ月撮影し、ついこの10月半ばに完成したばかりのホットな映画です。今日来てくださったお客様、ありがとうございます!」と興奮気味に挨拶した。

続いて、映画の中で重要な役を演じた3人が作品に参加した感想を話した。

前出燿志は「ゴールド・ボーイ」が東京国際映画祭を盛り上げる一員として参加できたこと、一足先に作品をご覧いただけることを誇りに思います」としっかり挨拶。さらに、オーディションの話が来た時に、絶対勝ち取りたいと思った。決定してからも現場で監督やスタッフと何度も何度も話し合いを重ね、役を作り上げたという。そして、残念ながら舞台挨拶に参加できなかった主演の岡田将生について「岡田さんは作中ではとても美しく、尊いです」と、しっかり先輩俳優のPRも忘れなかった。

最年少13歳の星乃あんなは「映画の撮影が初めてだったんです。撮影期間でも初めてのことがたくさんで、勉強になることがいっぱいあったと思います」と初々しくコメント。

羽村仁成は「本日はお越しいただきありがとうございます。今回の映画では岡田将生さんと共演するシーンが非常に多く、岡田さんから多くのことを学ばせていただきました。共演できたのが、すごくうれしかったです」とりんとした表情で語った。

3人ともに東京国際映画祭のオープニングでは、シックな装いでレッドカーペットも初体験。レッドカーペットはとても緊張したけれど、周りのみなさんが「絶対見に行くね」「映画を楽しみにしてる!」と応援してくれたおかげで緊張がとれた。楽しくていい経験になった。みんなで歩くことができてうれしかった、と口々に振り返った。

また、製作総指揮をつとめた白金氏、企画の許曄氏も登壇。日本と中国の優秀な芸術家たちが集まり、チャレンジの気持ちで臨んだ作品だったと語り、日中のスタッフ・キャストが力を合わせて作り上げた映画であることを感じさせた。

「ゴールド・ボーイ」は主演の岡田将生をはじめ、黒木華、松井玲奈そして北村一輝、江口洋介と豪華キャストが結集するなか、この日さわやかに挨拶した羽村仁成・星乃あんな・前出燿志の3人が映画の中では全くの別人に見えるほど素晴らしい演技を見せている。2024年春の公開が楽しみな作品だ。

 

取材・テキスト:宮嶋千佳子

 

 

©️2024『ゴールド・ボーイ』製作委員会

作品情報

『ゴールド・ボーイ』(第36回東京国際映画祭 ガラ・セレクション部門出品作品)

監督:金子修介

キャスト:岡田将生、黒木華、羽村仁成、星乃あんな、前出燿志、松井玲奈

     北村一輝、江口洋介

2024年春公開

配給:東京テアトル/チームジョイ

©️2023 TIFF
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