日本初のサバイバルオーディション番組 「PRODUCE 101 JAPAN」第三弾となる「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」の概要発表記者会見が9月26日に開催された。会見には、国民プロデューサー代表の木村カエラ、トレーナーの仲宗根梨乃、イ・ホンギ、青山テルマ、KEN THE 390、YUMEKI、アンバサダーの矢吹奈子、練習生が出席した。
まずは国民プロデューサー代表の木村カエラが登場。彼女も歌手になる夢を抱き、その夢を叶えた一人。同じ夢を抱く練習生について聞かれると、「夢に向かって進んでいく彼女たちを間近で見ていると、自分が夢を追いかけていたころを思い出します。原点に返ることができ、自分自身も勉強できる場になりました。応援する気持ちもありますし、いい刺激を受けています」と答えた。
番組の見どころについて、彼女は「成長していく姿です。限られていく時間でものすごい勢いで練習していて、そのスピード感というものが面白いです」と伝え、自身の曲が課題曲になっていることも明かされると、彼女は「世代を超えて楽しめるような課題曲になっているので、家族みんなで楽しめるのではないかなと思います」と、番組への期待を高まらせた。
練習生が成長していく姿を見守り、グローバルに育てあげるトレーナーには、ボーカルトレーナーとして青山テルマとイ・ホンギ、ラップトレーナ―にKEN THE 390、ダンストレーナーに仲宗根梨乃、YUMEKIが出演。
前シーズンと今シーズンの違いについて、KEN THE 390は「前のシーズンも素晴らしい方がたくさんいたのですが、今回は経験者が多いので、その分レベル分けが難しいと思っています。ラップをやりたくて才能がある方もいますし、初めてやってみた方でもラップの才能が開花する場であってほしいなとも思っています」と話した。
続いて、登場からダンスをしながら登場しテンションの高い仲宗根梨乃は、「前回はちょうどコロナで全部日本で撮影でしたし、練習生も少ない状態で始まりました」と話していくうちにテンションがさらに高まり「でも今回は俺ら！ 韓国いきます！ 101名います！ YES！ いろんなところにカメらがあって楽しいです！」と熱が入り、報道陣を沸かせた。
練習生の印象について、青山テルマは「今回のシーズンは平均年齢が低いので、親心になる気持ちになりました。本当にみんな頑張ってくれています」と伝え、司会者に厳しく指導しているのかと聞かれると、「ちょっと厳しめだけど、厳しくて泣いてしまうというより、韓国に行って合宿するので、ホームシックになる人もいたので、涙する人もいました。いろんな涙があると思います」と明かした。
また、韓国の「PRODUCE48」と日本の「PRODUCE 101 JAPAN」の両方でトレーナーを務めることになるFTISLANDのイ・ホンギは、「『PRODUCE 101 JAPAN』シーズン3に招待してくれてありがとうございます。レッスン自体はどちらも一緒なので、全員がこのままデビューしてほしい気持ちで本気で授業をしています。一番大事だと思っていることは声の色とか魅力だと思います。今回の参加者は若いので、まだ自分の知らない魅力がたくさんあるので、みんなで一緒に探す感じになりました」と話した。
番組のテーマ曲「LEAP HIGH」の振付を担当したYUMEKIは」、振付のイメージについて「僕が振付のときにいつも大切にしていることは直感で、曲を聴いたときの初めての感覚を活かそうとすることです。それと練習生101名の個性がどうしたら出せるのかということを考えました。練習生ひとりひとりが自分の魅力が引き立つような振付を試行錯誤しました。101名の練習生が今から飛び立つというメッセージを込めながら、練習生を見守り、背中を押してあげたいという気持ちで作りました」と振付への想いを語った。
この日は、TikTokでは仲宗根とYUMEKIの「LEAP HIGH」ダンスチャレンジも披露することに。2人の個性豊かで息の合ったダンスで会場を盛り上げた。
会場が温まったところで、この日の主人公たちのお披露目の時間へ。緊張の面持ちの中、練習生がステージに登場すると、公式アンバサダーの矢吹奈子もステージに姿を表した。公式アンバサダー就任の感想を聞かれた彼女は「最初はプデュのアンバサダーって何なんだろうという気持ちもあったのですが、就任されたことを知った時は嬉しかったです。プロデュースシリーズの先輩として皆さんに寄り添いながら応援出来たらなと思います。より多くの皆さんに知っていただけるようにアンバサダーの役割を果たしたいと思います」と力強く語った。
矢吹から練習生に質問していく時間が設けられた。
「ほかの練習生に感動したことは？」
北爪さくら「感動した練習生は、髙木舞優ちゃんです。同じお部屋だったことがあるのですが、テーマ曲の『LEAP HIGH』のダンスと歌を覚える期間中はずっと朝方まで部屋の外で一人で練習していました。感動の気持ちと尊敬の気持ちです」。
小栁絵美「私が感動した練習生は佐藤あめりちゃんです。あめりは一人でこの番組のためにニューヨークから日本に来て、日本語より英語が得意ということで、わからない日本語があったらすぐに聞いてしっかり歌詞の意味を理解しようとする姿に感動しました」。
「自分がほしいと思う魅力を持っている練習生は？」
佐々木つくし「海老原鼓ちゃんです。透き通るような歌声で、きれいな高音が私には持っていない魅力でもあるので、私がほしい魅力的なポイントです」。
海老原鼓「私が欲しい魅力を持っている練習生は、剱持菜乃ちゃんです。初めて会った時にきれいなビジュアルだと思ったので、そのビジュアルがほしいなって思いました」。
須谷暖「私がほしい魅力を持っている練習生は3人います。一人目は清水恵子ちゃんです。とても面白い個性のあるキャラクターが私にはないので楽しいなって思います。それと、山本すずちゃんの透き通るような歌声が私にはないので、その歌声がほしいです。3人目は加藤心ちゃんのかわいい笑顔。ビジュアルがほしいです」。
「心に残っている言葉は？」
片岡陽音「再評価の結果発表のときに、私が思うような結果を出せなくて悔しい気持ちになっていたのですが、トレーナーのイ・ホンギさんから『この悔しい気持ちでこれから成長をしていってたくさんの国民プロデューサーの皆さんに見つけてもらうことが大切』という言葉をいただきました。悔しくて落ち込んでいたのですが、そこから切り替えて前向きに頑張ろうと思うことができました」。
田邊果汁凛「再評価の前にYUMEKI先生に言ってもらった言葉で『いろんなものを犠牲にする覚悟でここに来たんだったら精一杯かっこいいと思える姿で家族のもとに帰ろう』と言っていただきました。再評価の前は精神的に落ち込んでいたのですが、その言葉を聞いてグループのみんなでまた頑張ろうってみんなで涙を流しながらレッスンしたのが良い思い出として残っています」。
飯田栞月「私は仲宗根さんからの言葉で、『今の飾らないあなたが一番よかったよ』という言葉が心に残っています。練習をしていく中で本来のパフォーマンスを純粋に楽しむ心を忘れそうになっていたときに言葉をかけてくださって、純粋にパフォーマンスを楽しむ大切さを学べました。ありがとうございます」。
「国民プロデューサー代表やトレーナー陣に伝えたいことは？」
中野心結「私がいつもトレーナーの方々にレッスンを受けているときに、皆さんが近くまで来てくださるのですが、皆さんの肌がすごくきれいなんです。いつも歌とダンスや表現力のレッスンをしてくださるのですが、スキンケアのレッスンもしてほしいです。お願いします」。
山口愛咲「番組を通して皆さんに出会えたことが本当に幸せです！」。
「韓国合宿中で食べたもので美味しかったものは？」
中森美琴「宿舎で出たお餅とソーセージが串に刺さっているソットクソットクが一番おいしかったです」。
石井蘭「私もソットクソットクが一番おいしかったんですけど、普段は小食なのに合宿中はめちゃめちゃご飯を大森にして食べていました。ぜんぶ美味しかったです」と答えた。秋山愛は「再評価のあとに、すごい大きなドーナツをいただいたのですが、みんな頑張った後だったので世界で一番おいしいドーナツでした」。
「秘密を知っている練習生は？」
菅野美優「私が秘密を知っているのは秋山愛ちゃんです。秋山愛ちゃんのたまに出る笑い声が仲宗根梨乃さんにそっくりです」。
斉藤芹菜「私が秘密を知っている練習生は佐々木心菜ちゃんです。合宿中ずっと同じ部屋だったので、気付いたのが1秒くらいで寝るので、私が話しかけてもいつの間にかに寝ていているので無視されています（笑）」。
「視聴率をとれそうな名場面は？」
安藤千陽「ダンスバトルの小山麻菜さんと櫻井美羽さんと清水恵子さんの3人の熱い決勝戦が見どころだと思います！」。
藤本彩花「仲宗根さんとYUMEKIさんの熱いダンスバトルとグループバトルです。私のチームはどん底にいたのですが、それでも一生懸命がんばったので、その快進撃をぜひ見てもらいたいです」。
また、「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSプデュ」の名物である楽曲の最後にフォーカスされる“エンディング妖精”の時間も設けられ、練習生のキュートな表情やクールなポーズで会場を沸かし、最後は矢吹の“エンディング妖精”もリクエストされることも。彼女は軽くかわそうとしたものの、安定の可愛さで顔ハートを見せ、練習生も悲鳴のような歓声をあげて喜んでいた。
番組は新しい映像配信サービス「Lemino」にて配信中。最終回は、TBS系列で 放送後、「Lemino」でも配信される。
取材・テキスト・写真：Zackey
