昨年3月、錦糸町にマグロと炉端焼きの居酒屋「まぐろと炉端 成る」をオープンし、今回が2店舗目となる『マグロスタンダード』。
マスコミ向けの試食会にTOCpressも参加し、地元出身の若きオーナー、株式会社Pay it Forwardの宮崎元成社長から熱い思いをうかがってきた。
CSVの観点から、時代に沿ったサステナブルとSDGsを軸に約400年前から日本人に愛されている「捨てるところがない」といわれるマグロをマグロ焼き、刺身、お料理で提供するまぐろ専門居酒屋とした。
実際に魚屋さんにヒアリング、魚のエサや廃棄になってしまう冷凍マグロの端材も利用、ここでのお通しは「お困り中落ちトロタク」だ。
すぐに提供されるこちらは蛤の貝で自分で削ぎ、そして自分で刻みたくあんと共に海苔に載せたりして食べるのだがちょっと楽しくもある。
『飲み物やほかのオーダーが提供されるまでの時間稼ぎにもなる』と語るが、これはかなりいい!
他にも、すぐに色が変わってしまい刺身では出しづらい部位をミンチにした「自家製マグロメンチ」、骨に近い部分を甘辛く煮た「本マグロ煮込み」、ホルモンも利用した「マグロ希少部位3種盛り」のマグロ焼肉では見たことの無い腸管、エラブタなども提供。
実際に食べてみたらメンチも魚臭いわけではなく、見た目で敬遠しがちな腸管やエラブタは食べてびっくり。エラブタのとろける味わいは是非食べて見てほしい。
もちろん、「本マグロ焼きすき」はおすすめのメニュー。マグロのレバーもふわとろ感がたまらない。
そして八百屋さんにヒアリングして廃棄になるキャベツの芯を利用したコールスローやキムチ、ネギの頭はマグロ焼肉の調味料にするなど、積極的にサステナブル&SDGsに取り組む。
配送に関しても専用の箱を作り、それまでの発泡スチロールをやめてゴミを減らす取組もしている。
ドリンクも全て国内産にこだわり、ビールや日本酒を始め約60種をラインナップ。
ノンアルコールでは「薬膳発酵コーラ」や「発酵ジンジャーエール」などの意識高い系の人にも喜ばれるものもある。
魚食が減った昨今、再び魚食を盛り上げ、消費量を増やせば漁師さんたちの仕事にも繋がる、と大きな目標がある『街を面白くしたい』と語るオーナーの挑戦はまだ始まったばかり、ゆくゆくは地元に縛られず展開を意気込む。
店頭にある大きなマグロのオブジェが、目印!
ぜひ足を運んで見てほしい。
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・お店情報
マグロスタンダード
東京都江東区富岡1-25-4ニックハイム八幡
(東京メトロ 東西線、都営大江戸線 門前仲町駅から徒歩2分)
TEL:03-5809-8066
営業時間:17:00~27:00
定休日:不定休
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https://maguro-standard.com/