2024年8月12日、韓国のトロットシンガーYOYOMIが初の日本ソロコンサート「YOYOMI first concert in Tokyo」を東京・浅草にて開催した。
オープニング映像から足音が響くと、その音に合わせてYOYOMIがステージへ登場。
ホワイトのゴージャスな衣装に、1曲目は「この兄さん何?(Who’s that guy)」から華々しくスタート。
トロットのノリのいいリズムとキュートな表情で、スタートから惜しげもなく美声を披露する。
曲が終わると、MCの韓国人吉本女芸人イ・ウンジが登場。
YOYOMIは「みなさん、こんばんは、わたしはYOYOMIです。どうぞよろしくお願いします!」と日本語で挨拶。
昨日のファンイベントから1日でもかなり日本語が上達したとYOYOMIの日本語感覚を褒めるMCに「1日で?!」と自分でも驚くYOYOMIに会場も笑顔に。
さらに今日のステージについてのポイントを尋ねると、「衣装は全部で3種類。そして、、、、ノーコメント!」といたずらっ子のようなキュートな表情をみせる。
「かわいいー!」と会場から声が掛かると、「もっとかわいい!」とYOYOMIは会場のみなさんのほうが可愛いと、お互いを褒め合う和やかな状態に。
ステージはどんどん盛り上がり、都はるみの「好きになった人」ではなんと日本語で歌い上げるというさすがのプロのステージ。これには会場からも天井が割れんばかりの大きな拍手と声援が響く。手拍子も鳴り止ない。「難しい難しい」と言いながらも、会場の反応にさらに笑顔を炸裂させるYOYOMI。
「狐の作戦(Fox’s Operation)」など、ダンサーも従えトロットスタイルのステージをしっかり聴かせた。
ここで、黒にスパンコールが輝くショート丈のドレスに着替え再登場。
なんとここで「Despasito」。まさかのラテン系の曲まで歌いこなす実力。スペイン語で歌い上げた。
続々と衣装に合わせた大人っぽく艶やかな選曲で、飽きさせることを知らない。
「主演俳優(Featured Players) 」「私を見に来る(Come see me)」さらには中森明菜の「十戒」と終始会場を惹きつけ、曲合間で「愛してるよ!」とリップサービスも忘れない。
次は水色のふんわりとした衣装に着替え、「戻ってきて(Come Back)」
「私を抱きしめてください(Please hold me tight)」などトロットらしい落ち着いた雰囲気のステージ。
「この衣装をきた理由があります!この曲をぜひ歌いたかったんです!」と松田聖子の「青い珊瑚礁」を清涼感たっぷりで熱唱。
「終わるのは残念なんですが、またすぐに戻ってきます!」と最後の曲が終わるや否や、アンコールの声が!楽屋で一息つく間もなく、再びステージへ!
今一度じっくりと会場を見渡し、ファンひとりひとりの顔をみつめるYOYOMIの瞳には涙が浮かぶ。
以前から夢のように思っていた日本での単独公演の実現に、胸がいっぱいで涙が溢れる。しかしながら、そこはプロのシンガー。声は一切ブレることなく「田舎のような愛の歌(Corny Love Song)」をしっかりと歌い切った。
ファンから花の首飾りを受け取ったことに感動して、思わず歌の途中でないてしまってすみませんと、謝るYOYOMI。ここでも誠実なプロの姿勢を見せる。
最後の曲は「風風風(Wind Wind Wind)」。
1音1音までしっかりと伸びやかで強く繊細な声をきかせ、鳴り止まない大声援を拍手のなか初の日本ソロコンサートに幕を下ろした。
歌唱力、卓越したステージング能力、そして人々を笑顔にしてくれるハッピーのパワーで、今後も日本での活動に期待したい!
取材・テキスト・photo:AaruTakahashi( https://www.instagram.com/aarutakahashi/ )
<YOYOMI(ヨヨミ) プロフィール> |
事務所 smet(School Music Entertainment)
YouTube – https://www.youtube.com/@yoyomikorea
X – https://www.x.com/yoyomi_jp
Instagram – https://www.instagram.com/official.yoyomi