【オリジナルレポ】ASTRO出身ROCKY（ラキ）　アジアツアーが成功裏に終了　「HAMOと一緒に過ごせることが一番の幸せ！ 6月にまた会いましょう！」

2024年5月8日
イベント情報, 取材, 韓流, R's

ASTRO出身のROCKY（ラキ）が、2024年初となるアジアツアー「2024 ROCKY 1st ASIA TOUR ‘FIND ME’ in JAPAN」を、4月13日(土)東京・4月14日(日)大阪にて開催し、日本のHAMO（ファンネーム）との特別な時間を過ごした。本記事では、東京公演をレポートする。

今年初めての日本公演ということもあり、会場には多くのHAMOが駆けつけ、開演前から場内はすでに熱気に包まれていた。

開演時間になると、場内が暗転し薄暗いステージ上に、真っ白い衣装に身を包んだラキが颯爽と登場！はっきりは見えないものの、そのシルエットだけで会場は大興奮！そんな中、グルーヴ感たっぷりのサックスサウンドが流れると、ROCKYの自己紹介ソングからスタートした。ファンキーなリズムにHAMOの息ピッタリの掛け声が合わさり、一曲目から会場のボルテージは急上昇。ファンの熱い声援にラキも笑顔で応え、会場をさらに熱くした。

1曲目を終えてから一度ステージをはけたラキは、HAMOの「ラキー！」という掛け声で再登場し、「こんにちは！ラキです。元気でしたか？」と元気よくあいさつ。HAMOも彼の問いかけに、韓国語で「ネー（はい）！」と返事をし、HAMOもラキと同じく元気いっぱい。

ラキは、会場を埋め尽くすHAMOを眺めながら、「アジアツアーで日本に来るのは初めてですが、知っている顔もあれば新しく見るお顔もありますね。ワクワクする気持ちで、きょうはどんな姿を見せようかという気持ちでいたのですが、ずっとドキドキしています」とコメントし、客席に向けてにっこり微笑んだ。

ラキは2016年2月23日に「ASTRO」のメンバーとしてデビュー。事務所の契約を終了し、グループを脱退した後、個人事務所を設立し、ソロアーティストとしての活動は100日を過ぎたばかり。ソロアーティストとして活動してきた思い出を聞かれると、ラキは「HAMOの皆さんに本当にたくさん会いに行ったことが思い出されます。こうしてHAMOの皆さんに会いに行くことも好きだから、新しいアルバムを出してまた皆さんの前に戻ってこなければいけないのですが…」と、アルバムの作業をせずにHAMOに会いに行きたくてたまらない気持ちを伝えるが、「仕事もしないとならないのに、HAMOに会いに行って良いんですかね？」と問いかけると、HAMOも「ネー（はい）！」と大歓迎。その反応にラキが「アルバム出すのをやめようか」とボソッと言うが、アルバムを出さないのも嫌だというHAMOたち。たくさん会いに来てほしいし、アルバムも出してほしいとどちらも求めるHAMOのわがままにも、ラキは「バランスよくできるように考えてみます」と、HAMOへの愛情を示し喜ばせた。

近況については、韓国で人気の音楽バラエティ番組「不朽の名曲」に出演したことを話し、突然立ち上がって歌い出すことも。彼は「本当に緊張したのですが、その時、HAMOの皆さんの顔が浮かんできたんです。その時の表情は、『上手くやりなさい』という感じだったので、頑張りました（笑）」と当時を振り返った。

HAMOに早く会いたいという気持ちから、アルバムをリリースするために事務所を設立したと話すラキ。代表となってから楽しいと思ったことについて聞かれると、彼は「楽しいと思ったことは自分で決めることができることです。僕が『この歌がやりたいです』ということがなくなりました」と、決定権を持つことで仕事がスピーディーに進むようになったことが良かったそうだ。逆に難しいと思ったことを聞かれると、彼は「決めた後に失敗したらどうしようという不安な気持ちがあって、そういったことが難しいと思いました」と明かした。

続いて、未公開写真を見ながらのトークコーナーでは、アジアツアーをしながら牛肉を食べたときに日本のHAMOを思い出して撮った写真や、なかなか上手く撮れないと苦戦しながらも鏡越しで撮影したベストショット、曲の作業中にふとHAMOを思い出して撮影したレコーディング途中の写真などを公開し、さまざまな表情を見せてファンを喜ばせた。さらに、ファンをもっと喜ばせるプレゼントを準備したというラキは、イベントの様子をスマホで撮影しても良いというサプライズを発表。ラキの粋な計らいにHAMOたちは喜びを爆発させていた。

アルバム『ROCKYST』についてのトークコーナーでは、アルバムタイトルについてのエピソードを紹介。彼は「神が降りてきたようでした。すべての曲を収録したのですが、アルバムのタイトルがなかなか決まらなかったんです。なので、リード曲の『Lucky Rocky』にしようと思ったのですが、ラキが『Lucky Rocky』のアルバムをもってリード曲の『Lucky Rocky』で活動するというのは、なんか違うと思い、もう少し悩んでみようと思ったんです。そして悩んでみたら、このアルバムでソロアーティストになりますし、自分の名前も知られるようになったので、ラキとアーティストを合わせてみたら『ROCKYST』になりました」とアルバム名の誕生秘話を明かした。

今回のソロ・ミニアルバムを通して、作詞・作曲・プロデュース、振付まですべてをこなし、制作者となったラキに、出来上がったアルバムの点数をつけるなら何点かを聞いてみると、HAMOが100点と付けてくれたことに対して、ラキも「僕も100点」と日本語で回答。彼は「初めてのことなのに、思ったよりも高得点をつけてもいいくらいだと思います。なので、自分のしたことに対して50点で、HAMOの応援と愛情で50点。それを合わせて！ TEN（10）！」と自信満々にボケてHAMOを笑わせがらも、満足できるアルバムであることを伝えた。

「Lucky Rocky」のダンスの振り付けについては、すぐに出来上がったそうだ。「最初の振り付けはゾンビのような雰囲気だったのですが、ちょっと違うなって思って、これにグルーヴを入れてみました」と話し、両手を前に出して踊ってみせることもあった。

曲も作り、パフォーマンスもベストなものを見せたいというラキの思いが伝わる「アルバムトーク」コーナーの最後には、「HAMOがライブで一緒に歌ってくれる一体感が好き」というラキが歌いだすと、音楽なしでもHAMOの掛け声はぴったり揃って完璧！ HAMOの掛け声に満足したラキは、「ラキ、ラキ、ラキ、ラキ　フ～！」という部分が好きと話し、「フ～！」の部分を再現しながらも、一生懸命大きな声で歌ってくれるHAMOに対して感謝の気持ちも伝えた。

トークコーナー後には、TikTokなどでも流行中のダンスカバーを披露。クールな姿やキュートな姿などを見せ、HAMOの心をがっちりと掴んで離さなかった。

「ヒーリングハグ」というコーナーでは、HAMOの心を癒す時間へ。「ストレス解消法を教えて」というファンに、ラキは「HAMOの皆さんは知っていると思いますが、僕は温泉が好きなので温泉に行って解消します。それとは別にストレスを解消する方法は、ストレスを受けていることを書き留めていきます。それを一つ一つ解いていきます」とアドバイス。そのほかにも就職の面接で失敗したHAMOやアルバイトを辞めたいというHAMOにラキなりのアドバイスをし、最後にハグをしたままチェキ撮影をする時間も設けられ、HAMOの心を十分に癒した。

HAMOの心を癒すコーナーのほかに、勇気づけられる一言をラキが掛け軸に書いてプレゼントするコーナーもあり、「生まれてきてくれてありがとう」や「毎日、毎日幸せでありますように」といった言葉を筆ペンで書き、抽選で当たったファンに贈られた。

トークやカバーダンス、プレゼントコーナーなどでファンの心を満たしたラキだったが、もちろんライブパフォーマンスでもHAMOを大満足させた。英語曲をカバーするほか、ソロ・ミニアルバムの収録曲から惜しげもなく披露し、会場を最高潮に盛り上げた。

イベントの最後には、「皆さんに告知があります！」とラキが伝えると、彼は日本語で「皆さん、ここで大事なお知らせがあります。6月1日、僕の次の東京来日が決定しました！またぜひ会いましょう。これからもHAMOと一緒にラキだけの日々でありますように。ありがとうございました」と発表し、うれしいお知らせに会場は大興奮。再会の約束をして本編を終えると、ファンの熱いアンコールに応えて再登場したラキは、寂しい夜を過ごす人々の光になりたいという気持ちが込められた「Your Halley」をエモーショナルに歌い、HAMOの心を震わせた。

歌い終わると、ラキは「アジアツアーをスタートさせてから、東京にはいつ行けるかなと思っていましたが、いつの間にかにその日が来てしまいましたね。皆さんとこうして一緒に時間を過ごせることが僕にとってとても幸せです。いつも待っていてくれて、応援してくれていることを感じながら頑張って活動します。次にまた東京に来るときは、もっと成長してきますので、たくさん応援よろしくお願いします」と伝え、最後に別れた相手にまた自分を探してほしいという切実な思いが込められた「Find Me」を披露。「♪君は僕にとって唯一の小さな光　待っているから　会いたい　僕を探して」という歌詞を通して、「また会おう」という思いを伝えると、ファンの大歓声を浴びながらステージをあとにした。