普段は敷居が高めな高級フレンチがお手軽に楽しめる素敵なイベント「ダイナース フランス レストランウィーク」が今年も開催。
イベントは12年目を迎え、今年も北海道から沖縄まで全国各地から約550店ものフレンチレストランが参加。
今年のテーマは「日本の食文化を応援!トレ・ボン 日本のテロワール」。フレンチの中に取り入れられる食材が楽しみ!そして参加店舗が提供するコースの共通テーマは「南フランス」。
(*南仏のメニューをコースに含まない店舗もあり)
参加店舗には超有名ミシュラン店、食べログのフレンチ百名店、メディアで注目の新店…など、様々なレストランがある。
今回は、その中で隅田川のほとり、ミシュランガイド東京2019にて二つ星を獲得の【restaurant Nabeno-Ism】のディナーにうかがいました。
こちら、「ダイナース フランス レストランウィーク2022」のコースだとなんと¥8000!
予約名を告げて入口を入ると、エグゼクティブシェフCEOの渡辺雄一郎氏、御本人が出て来てくださいました。
2階に上がり、お席に案内されるとテーブルには渡辺シェフの家紋を模したプレートがお出迎え。
予約ごとにテーブルに置かれたメニューを拝見、ドリンクは白ワインのグラスをチョイス。
アミューズが可愛いトレイ!
北海道産洋梨「オーロラ」のガスパチョ、タピオカの上にクレームドカシスとスパイスリキュールを浮かべて
地元浅草の素材を使ったスナックは
大心堂さんの雷おこしのカナッペ
種亀さんのもなかのミニタルトには鴨の砂肝のコンフィを重ねて
ピンチョスはアントン風グリーンオリーブのマリネ、セグロイワシの酢漬けとラディ・オ・ブール。それと、千葉県産の生の落花生はシンプルに蒸し上げ、味付けもシンプルに。
続いてニュージーランド産サーモン「Ora King」は純米酒でマリネしてから太白オイルで低温調理、自家製いくらとビーツのタルタル仕立て。サイドの千葉県産のミニビーツは色違いで彩も美しい。
サーモンの塩漬けや熟成コンテチーズとあわせ、ビーツのネガティブな部分は一切感じさせない。芽キャベツにもサーモンの塩漬けがのり、お皿が一体化されている。
円を描いたライムと生姜、ハチミツのヴィネグレットソースが水面に見えてくる!スモークしたパン・オ・セーグルのフォンダンもアクセントに。
バケットと全粒粉のパンはフランスの北西部のお塩、スペインのオリーブオイル、フランスのバターと共に。
メインは鳥取県産の大山どりモモ肉を使ったひと皿。とりのベーコンとそのレバーを詰めてバルティーヌ。真空調理、岡山県産の牧石ネギ、銀杏、フランス産栗、アプリコット(本来は大黒しめじ)
マデラワインを使った香り高いソース、ソース・エッセンス・マデールに生黒胡椒のペースト。
そして広島県産梶谷農園無農薬ハーブのサラダはマデラソースと対局な爽やかな酸味のあるドレッシング。エディブルフラワーが文字通り華を添えている。
デザートは丹波栗のモンブラン エヴォリエ
ラム酒香るダクワーズ、軽やかなカフェのエスプーマをかけ、しっとりと。
島根県直産クロモジのグラスで香り付けたアイスクリームを中に。蒸し栗に胡椒などのスパイスを加えた栗の雨を降らせて仕上げていただく。
食後は日本堤 バッハコーヒーと駒形をイメージした小菓子。
食べログの喫茶百名店にも選出されている名店のコーヒー。筆者も訪問したことがあるが、非常似香り高く、後味はスッキリ。
小菓子は2種類あり、きな粉をまぶしたカヌレと黒ごまとほうじ茶のマカロン。隠し味には山葵。
テーマに沿った和だけではなく、浅草駒形という土地をも見事に融合させたイノベーションフレンチ。
最初から最後まで美味しかった上に、帰りにはお土産のラスクもいただきました。
帰宅してからも余韻が楽しめる嬉しいご配慮。
こういう素敵な体験もまずは訪問するきっかけから。
「ダイナース フランス レストランウィーク2022」は10/16まで。
完全予約制(予約方法は店により異なる)のため、是非、公式サイトをチェックしてみて!
https://francerestaurantweek.com
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ご馳走様でした。
今回訪問したお店
ナベノ-イズムrestaurant Nabeno-Ism
東京都台東区駒形2-1-17
(都営浅草線、東京メトロ銀座線 浅草駅から徒歩5分、都営大江戸線 蔵前駅から徒歩6分)
TEL: 03-5246-4056
営業時間: 火~土12:00~15:00(L.O.13:30)/18:00~23:00(L.O.21:00)
日12:00~15:00(L.O.13:30) /18:00~21:30(L.O.19:30)
定休日:月曜日、ほか不定休