【レポ】滋賀県甲賀市発の新しいブランド茶「土山一晩ほうじ」がデビュー !

“日本茶発祥の地”と言われる滋賀から生まれた新感覚のブランドほうじ茶「土山一晩ほうじ」が約4年の開発期間を経てデビューすることに。

「土山一晩ほうじ」とは、滋賀県甲賀市による独自の認証ほうじ茶で、紅茶のような花のような華やかな香りと、焙煎による旨味ある 味わいが特徴。

認証規格は、
・土山産の茶葉を使用すること
・12 時間以上萎凋させた香り高い茶葉を使用すること
・滋賀県茶商業協同組合員または土山の生産者が焙煎すること

滋賀県茶業会議所 事務局長を務める和田氏は「全国に茶の産地はたくさんありますが、ほうじ茶をメインにした産地はないと思います。甲賀をほうじ茶の名産地として広めたい。ほうじ茶といえば土山一晩ほうじ、と言われるようになりたい」と目標を掲げる。

甲賀市・市長を務めて4年目を迎える岩永裕貴氏は平安初期805年に最澄が中国から持ち帰った茶の種を比叡山の麓に植えたこと、嵯峨天皇が日本初の「喫茶」としてお茶を飲んだ記述があることを踏まえ、まだまだ知名度が足りないけれども、
“日本茶の発祥” とされる旨を熱く訴え、信楽焼・忍者と並び「土山一晩ほうじ」を名産としたいと意気込む。

近年の相次ぐ天災や新型コロナウイルスの影響などから、日本茶の消費量が減少。滋賀県においても、甲賀市土山町では茶農家の数が、ピーク時に比べ約 3 分の 1 まで減少。そうした背景を受け、歴史ある滋賀県のほうじ 茶の味を未来に伝えるため、滋賀県は大津出身のブランディングデザイナー、西澤明洋さんは地元を盛り上げるため、物作りから立ち上がる。
本来ライバルである茶農家をはじめ、滋賀県茶業会議所、滋賀県、甲賀市、JA甲賀、茶匠な ど産地が一つとなり約 4 年にわたる開発の末、独自の製法で焙じた産地限定のブランド茶が誕生!

産地ならでは、の製法を生産者の竹田知裕氏は一般的な緑茶の製法とは違い、萎凋と焙煎という2手間かけた工程を披露。

その効果は茶師十段を有する茶匠・吉永健治氏が確かな技術をもとに華やかな香りに香ばしさをかけあわせ、新たな奥行きのある深い香りを引き出すこと、また「ほうじ茶ブーム」到来の中、産地ならではの若い人達を中心に一丸となって取り組んでいるのを説明。

実際に試飲してみると、華やかな香り、甘味を感じる美味しさ、緑茶との違いは明らかでビックリ。


また、試飲の際にお茶と共にいただいた土山一晩ほうじをつかったスイーツも美味しく、あらたな可能性を感じざるを得なかった。

急須でお茶をいれることが少なくなった昨今、テトラパックなどの商品も用意。
名神高速の土山SAには給茶機にもあるそう。
また道の駅や東京だとアンテナショップ「ここ滋賀」にも並ぶ。
ぜひこの機会に、日本の伝統でもある”日本茶の発祥の地”の新しい「土山一晩ほうじ」、飲んでみて欲しい。

https://www.hitobanhouji.com

最新情報をチェックしよう!