グローバルボーイズグループ JO1のメンバーである豆原一成が、自身の故郷である、岡山県真庭市の「真庭大使」に就任し、2月11日都内某所にて大使委嘱式が行われた。
豆原は、2023年に真庭市で行われた「20歳の集い」にて、自身が17歳まで過ごした地元への感謝の気持ちを伝えるとともに大使就任への思いを伝えていたが、真庭市はこれまでのJO1の活動などを考慮し「真庭大使」を委嘱することとなった。
真庭市長の太田昇氏から委嘱状と国内屈指のヒノキの産地ということからヒノキの名刺を授与され、「すげー!」と感動した様子を見せ、「真庭太子に任命されてすごくうれしいなと思っています。2年前に真庭に帰って成人式に出た時に、半分冗談混じりではあったんですけど、『真庭の観光大使になりたいです!』って言ったら、実現することになり、本当にありがとうございます。17歳まで過ごした真庭市の観光大使をすることができてすごく光栄に思っています」と喜びを語った。
続けて、「JO1として活動していて若いの世代の方に知られることが多いので、そういう方々に僕が育った真庭市という場所をもっと知ってもらえたらうれしいですし、今後も真庭に帰ってイベントができたら真庭市という場所がより活気が出るんじゃないかなと思っているので、できることがあれば真庭市のためにこれからも活動できたらと思っています」と意気込みを語った。
市長との対談の時間では、市長も豆原と同じ久世中学出身ということで、幼い頃の思い出話へ。小学生の頃は豆原市内にある公立校の遷喬小学校に通っていた豆原。小・中学生の頃、学校近くにあるコンベンション施設のエスパランドに毎日のように通っていたそうだ。彼は「学校が終わったらそこに行って、友だちとしゃべったりとか、図書室にDVDを観られる場所があるんですけど、そこでDVDを観たりして、友だちと騒ぎすぎて怒られたりとか(笑)。小学校でもグラウンドで野球をやったりサッカーをやったり、本当に思い出がたくさん詰まっています」と当時を振り返った。
市長からはエスパスホールでの凱旋イベントを提案されることも。エスパスホールは、世界的にも有名なサントリーホールやカザルスホールの音響設計を手がけた株式会社永田音響設計が設計したもの。市長が「相当音響が良いので、500人収容のホールですが・・・」と申し訳なさそうに伝えるが、豆原は「いつか行きたいですね。恩返しもしたいので、エスパスホールでライブとかイベントとかできたらうれしいです」と目を輝かせた。
続いて市長から俳優としても活動しながら音楽活動をして忙しい日々を過ごしている豆原に、練習などを含めた日常生活について聞かれると、彼は「今はワールドツアーを控えていて、それのリハーサルやドームのライブもあります。そういうときはどういうライブにしたいのか、話し合って練習したりします。JO1というグループは個性が強くて、魅力的なメンバーがたくさんいるので毎日楽しいです。あとは、11人も男が集まったらケンカとかもあるんですけど、それも昔の青春時代みたいなものを改めて11人で過ごしているような感じがしてすごく楽しいです」と笑顔を見せた。
健康管理については、「食事を気にしたり、トレーニングに行ったり、そういうのは好きでやっている部分もあるので、そこは結構ほかのメンバーよりもストイックにやっています。それでも体調を崩す時はあるので、そんな時はメンバーと力を合わせながらカバーし合いながらやっています」と話した。すると市長がテーブルに置いてある蒜山ジャージーヨーグルトをおすすめ。それを見て豆原は「めっちゃ食べていました(笑)」と、ふるさと納税をして送られてくるお礼品で食べていたことを明かした。
また、市長が真庭市のスーパーアプリ「まにあぷり」の紹介をし、デジタル地域通貨「まにこいん」が真庭市外に住んでいる人でも使えることを伝えると、豆原は「うちのメンバー全員にアプリを入れてと言っておきます」と、早速観光大使としての一歩をスタートさせる模様。
対談の最後に豆原は「17歳の頃にJO1になって、夢に対して挑戦してみようとしても難しいというか・・・、田舎だから・・・という言葉はよく言われる言葉だと思うんですけど・・・。それは悔しいなと思うので、僕は真庭から頑張ってJO1になって、(今は)世界に向けて頑張っている最中なんですけど、若い世代の子たちが僕を見て頑張っていきたいなと思ってもらえるように、大使になって皆さんの元に行って皆さんに夢をちょっとでも与えることができれば良いなと思います。今後もJO1としても頑張っていきたいと思いますし、真庭の観光大使として頑張っていきたいのでよろしくお願いします」と伝えた。
貴社の質疑応答の時間では、真庭の一番好きな場所について聞かれ、豆原は「よく昔行っていたのは湯原温泉です。ちっちゃい頃からお父さんとよく2人で温泉に入りに行ったり、デビューしてからもお父さんと2人で入りに行ったりしていました。僕のお父さんがよく言っていたのは、あそこの温泉が本物なんだと(笑)。それは小さい頃の良い思い出ですね」と当時を振り返った。
観光大使になったことを誰に一番に伝えたいかと聞かれると、豆原は「やっぱり家族のお父さんお母さんに伝えたいです。学生時代を支えてくれたのは家族のみんななので、伝えたいなと思います」と話した。
真庭は木質バイオマスを使った産業都市に選定され、バイオマス発電所を稼働している国内を代表する自治体。バイオマスや「まにこいん」について聞かれると、豆原は「中学生の時にバイオマス発電所に2回くらい行っていたので真庭市がすごいなと知っていましたが、アプリについては知らなかったので、今の時代に合わせて進化していてうれしかったです」と伝えた。
取材・テキスト・写真:Zackey